教育の理念

世界的な視野を持ち、
与えられた隣人と共に生きる人を育てる

品川教会附属幼稚園は、第二次世界大戦が終わって復興途上の1951年、「世界的視野を持った人間を育てるためには、唯一の神を愛し信じる信仰を中心に据え、与えられた人々と共に生きる教育を、人格の基本が形成される幼稚園の時代に行うことが必要である」という認識の下に設立されました。
子どもたちが世界を“良いもの”としてお造りになった神様を信じ、また「自分を愛するようにあなたの隣人を愛しなさい」というイエス様のお言葉に従ってお互いを大切にする生き方ができるようにと、日々祈りつつ保育をしています。

毎日礼拝をすること、どんなことも友だちと一緒にすることを通して子どもたちはそれを学びます。

外国籍の友だちがいつもそばにいます。子どもたちは自然に世界を感じとります。
特別な支援を必要とする友だちも、いつもそばにいます。一緒に過ごすことを通してお互いに大切な存在であることを自然に感じ、経験しています。
ここに人には与えることのできない「神さまの創造の豊かさ」と「本物の多様性」があります。

また、「本物」に触れることを通して、“本物だけが教えてくれる何か”を感じ取り、“本当の美”を知ることを大切にしています。

開園以来受け継がれてきたこの精神がますます重要であることを認識し、これを土台として毎日の保育を展開しています。

(園長記)


▲1955年のバザーでダンスする幼稚園の子どもたち


▲1964年頃、日曜日の礼拝でお祈りする園児たち(前列)