教育の特色

●人の話を本気で聴けるように

本園の属するキリスト品川教会には牧師先生が3人いて、子どもたちはその先生たちが礼拝で話してくださる神さまの言葉、聖書のお話が大好きです。
神さまの不思議さ、素晴らしさを知り、神さまが私たちを愛しておられることを知り、自分の存在の確かさを知って、安心して過ごせるようになり、ますます喜んで神さまの話を聴き、他の人の話も聴けるようになっていきます。
担任の先生も素話で童話を語ります。また絵本も毎日のように読みきかせます。
それだけでなく、様々な場面で本気の言葉で関わってくれる先生たちと相対していくうちに、人の話を聴くことの本当の意味を体験的に深く学んでいくのです。

●どんなときも友だちといっしょに

友だちは神さまが与えてくださったかけがえのない存在です。
生活、遊び、行事、課題への取り組み…いつでも友だちが一緒にいることを大切にしています。
共にすごすことで楽しさも喜びも何倍にもなります。 一方ではぶつかり合い競い合います。そのことを通して、互いの違いを感じ、自分の思いを相手に伝える努力をし、時に自分の感情に折り合いをつけて力を合わせることをも学びます。
すべては友だちという相手、仲間があればこそなし得る経験です。その中に外国籍の友だち、特別な支援を必要としている友だちもいて、お互いが自然に学び合っています。
そこには、人には与えることのできない本物の「多様性」を「恵み」(神さまの特別な恩寵)として見いだすことができます。
「共に生きる気持ち」、「与え合う豊かさ」が当たり前の世界を生きた子どもたちは、大きくなっても、出会う人々を友だちとしながら生きていってくれるでしょう。

●のびのびと自分を表現する

自分自身を表現する手段は、言葉だけではありません。踊りや美術には専門の先生方を講師として招いています。
リズムダンスでは、生のピアノやオリジナルの歌で子どもたちは夢中で踊る楽しさを知ります。
おゆうぎ会、ミュージカル、クリスマス会と年に3回礼拝堂で踊りを神さまにお捧げし、ご家族に観ていただきます。
特にミュージカルでは、全園児がひとつとなるすばらしい集中力も与えられます。
クリスマスでは、ずっと聴いてきた聖書のメッセージを子どもたち自身が見る人に伝えます。
一方アートクラスでは、絵画や製作を通して新しい世界に出会います。子どもたちは初めての経験に興奮したり、没頭・集中して目を輝かせて楽しんでいます。
どちらも、よろこんで自分を表に現していくことで、互いを知り合い、良さを認め合うことにもつながっていきます。

(園長記)